やっと最近になって白桃が値段を下げてきて、私の手の届くお値段になって参りました。
 白桃は上品な香りが身上。なもんで余計な小細工はいりません。シンプルに白ワインで煮ました。
 料理人が考えるデザートは料理を考えるのと似てまして、まずは素材、そしてそれに合わせるソース。付け合せ。と言うことで厳密なレシピはございません。
なもんでいつも担当の藤本君を困らせます。”だいたいコレはこれくらいで、これはこんな味で、こんな状態で。”などといいかげんな説明しかできず、イカンと思いつつ、そんなノリでしかお料理もデザートも作れません。でも毎回フルーツの状態も違いますし、硬かったら長めに火を入れたり、暑くなったら少し酸味を利かせたりとそんなのも人間らしくていいかな~と自分に言い訳して許してもらっております。
 夏と言えばバジルが爽やかで白桃にもよく合います。煮汁に果肉も少し加えてミキサーで回し、バジルやミント、レモン汁なんかを加え、緑色のネクターみたいなさわやかソースでキンキンに冷やした白桃を召し上がって頂きます。コク付けにオリーブオイルをひとたらし、夏らしいレストランならではのデザートに仕上がりました。